2017/05/28
こんにちは!
事務所のある白州の森の中は、新緑の緑が、キラキラと輝いております。
そんな、気持ちの良い新緑の頃、昨日は原村のI様のお宅で、珪藻土の塗り壁のクラック補修に立ち会ってきました。
16年前につくった、ゲストハウスとビルトインガレージを兼ねた建物のクラック補修です。
木部との取り合い部分など、珪藻土の切れた部分を補修していきます。
クラック補修の打ち合わせで、うかがった際に、あちこちの窓から見える景色は、標高1500m近くあるI様のお宅では、うちよりも少し鮮やかな新緑で美しかったです。
思えば、I様との出会いは、母屋の新築時の大工として入らせていただいたのが始まりで、もう24年ほどになります。
24年というと、まもなく四半世紀、お付き合いさせていただいていることになりますね。
その間にも、ゲストルームの新築やリフォームなど、たくさんの工事に入らせていただき、その都度に出来上がった窓からの景色が、それぞれにキラキラと輝いておりましたので、紹介させていただきますね。
母屋はポスト&ビームのログハウスで、以前はウッドデッキがありましたが、現在は、一部がインナーテラスになっております。
母屋も変わらず、きれいに保たれています。
リビングからウッドデッキを眺めていたスライディングドアは、居心地の良さそうなインナーテラスへつながりました。
インナーテラスは3方開口でウッドデッキの解放感と居心地の良さを兼ね備えた空間になりました。
八ヶ岳の新緑が絵のようです。
リビングから西面を見る 薪ストーブの横の腰窓は、開口を広げ、台形の出窓風に持ち出して、小さな空間を作りました。
この出窓も、西からの光が美しく、リビングからの景色を変えてくれました。
こちらも季節によって展示の変わる絵のような景色になりました。
こちらは、今回クラック補修をした、ゲストルームの窓です。
同じくゲストルームを作った時に出来た窓からの景色です。
こちらの紅葉も、季節の変化を感じさせてくれますね。
自然光は欲しいけど、あまり見えたくないところは、ステンドグラスも使用しております。
ここは、teaコーナーになっております。
お茶の時間に入れていただくコーヒーは、いつも美味しいです。
というわけで、24年間の間に少しづつ作っていった工事で、新しく切り取られた窓からの景色の一部を紹介させていただきました。
オーナーのI様は、もともと木を扱うお仕事をされていた木材の専門家で、メンテナンスやDIYもすごいので、少しだけ紹介させていただきます。
こちらのデッキは、雨ざらしですが、24年間交換しておりません。
完成から、ほぼ毎年、ご自分で再塗装をされ、入らせていただいた工事の時に、少しづつ補修しながら、大切に使っていただいております。
そして、テラスの上の格子は、建築時の既製品ですが、床下をカバーしている格子はヒノキを使ったI様手作り!です。
格子まで作るなんて、すごいですね~。
お伺いした時には、中間に通路のある、奥行2段の薪小屋を制作中でした。
これまた、立派な薪小屋です。
そんな、I様、あらためて年齢をお聞きすると、ビックリすほどに、お若いのですが、長い期間工務担当者として傍にいさせていただき、お住まいを居心地よくしながら、気持ちよく過ごしていただけるのは、やっぱり何よりも嬉しいことですね。
私も白州の森に暮らして、18年ほどになりますが、I様との四半世紀のお付き合いから、少なからぬ影響を受けているな~、と感じる今日この頃に、窓から見える、お気に入りの景色のお話でした。
みなさまも、気持ち良い季節をお楽しみくださいね。
それでは、また。