2013/06/15
昨日は、雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、予定通りにランタサルミの工場のある町、サヴォンリンナに到着しました。
フィンランドらしい景色になってきました。
昨日は、今回の旅の目的の中心でもある、ランタサルミ工場見学と北欧スタイルの新しい建物や実際に生活しているお宅を見せてもらいました。
まずは、開発中の現場見学の様子をご紹介します。
フィンランドの住宅展示場スタイルは、実際にそこへ暮らすオーナーさんを公募して、町全体を各メーカー最新のデザインや工法で作り、一斉に完成した建物をある程度の期間、展示場として使用してから、オーナーさんに引き渡しをするという、住宅展示場スタイルをとっているそうです。
開発中の現場を見学させてもらえました。
街ごと作ってしまうので、景観も美しくデザインされて、美しい街並みを作ることができるそうです。
道路わきの側溝もいわゆる「U字溝+グレーチング」の景色ではありません。
もちろんメインの建物もそれぞれ格好いいものばかりでした。
数十棟の工事が、ほぼ同じような工程で進行しています。
基本的にどのお宅も生活する母屋にガレージが隣接しているので2棟づつが建っています。
奥側が母屋で手前がガレージや倉庫になっているスタイルが多かったです。
結局、ここまでやらないと、家の周りが片付かないので、街並みの美しさが損なわれてしまうんですね。
母屋の軒が高く見えるのは、屋根面の断熱材が4~50センチの厚みで入っているので、2階の窓上の壁が大きく見えるとのことでした。
個人のお宅で駐車スペースのロードヒーティングです。
屋根つきのバーベキュースペースはほぼどのお宅にも作られていました。
美しく、豊かな暮らしです。
高額ではあるが、今一つ休息感の無い日本の住宅とは、根本的に目指しているゴールが違う気がしました。
十分に豊かな日本にも、こういう暮らしを求める方は多いと思いますが、供給がなければ手に入れることができませんし、価格競争による住宅のローコスト化のツケは、最終的にはどこで負担しなければならないか、ということがわかっている国なのだろうと思いました。
今回は工事中の外観のみの見学でしたが、建物の仕様やインテリアなども素晴らしいものに違いありませんね。
ぜひ、新商品の北欧住宅「ランタシード」の参考になるアイデアをたくさん吸収して帰りたいと思います。
と、時間の関係で、今日はここまです。
実際に見せていただいた暮らしぶりや、ランタサルミ工場見学などは、次回にご紹介させていただきます。
それでは、また。